夏に放映された連ドラ、半沢直樹はいろいろな面で
ネットビジネスにも参考になりますね。

相手の心を動かすマーケティングを巧みに展開させています。

これ全て語ろうとするとかなり長くなってしまうので、
ドラマを見ていない方はぜひお時間があれば観ていただければ、
と思うのですが、

その中でも印象的だったのは、前半第4話〜5話での話です。
(ちょっとネタバレ感あります!)
 
 
半沢の上司である支店長は、5億の融資の需要を持ちかけ、
最優良店舗の栄冠を獲得するため、
ノルマである融資実行100億を達成しようと、
西大阪スチールという会社へ5億の融資を、
半沢とその部下に命じます。

しかし5億を融資して間もなく西大阪スチールは倒産し、
社長である東田は姿をくらましてしまいます。

5億の回収の見込みが立たなくなり、
これが融資事故になってしまいます。

支店長は、融資をためらっていた半沢に、
融資の実行を命じたにも関わらず、
この責任を半沢に押し付けてしまいます。

そこから半沢は、姿をくらました東田の居場所を
血眼になって探し、やっと突き止めます。

東田は、愛人の"ミキ"といっしょに雲隠れをしており、
調べてみると、ミキは、大阪の一等地にネイルサロンを出店したいという夢があり、
その資金を借りるために、愛人となって東田についていることが分かります。

そこで半沢は、愛人のミキの浮気現場をおさえた写真を突き出し、
東田に見せると脅迫をして、
東田の手中にある講座情報や手帳を無理やり持ってこさせようとします。

しかしミキは、「そんなのどうにでも誤魔化せる」と開き直り、
その脅迫は失敗に終わります。

そこで半沢は、別の手を考え、
ミキに、ある提案を持ちかけます。

ここから半沢のマーケティングが始まります。


ここから、ドラマのシーンの会話を抜粋
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半沢:「あの場所に店を出そうと思ったのは、なかなかいいアイデアだ」
    「あそこなら出勤前のホステスを顧客として見込める」


ミキ:「うまいこと言って、今度は私を手名付けようと思ってる?」
   「でも騙されないわよ。最後には東田の金を差し押さえるんでしょう?!」
   「そうなったらどのみち、私は夢を諦めるしかないじゃない」


半沢:「そんなことはない」

    「銀行から金を借りればいい!」


ミキ:「あんた何言ってんの?!」
   「それが出来るなら最初から東田なんかに近づかないわよ…(怒」


半沢:「俺は、銀行員として言ってんだ」
    「ほかにアイデアがあるなら聞かせてもらいたい」
    「それと、融資を受ける条件をまとめてみた」


 (半沢)ミキに資料を渡す…

 (ミキ)怒るような態度が少しやわらぐ…


半沢:「今貯金はいくらある?」


ミキ:「500万」


半沢:「創業支援融資というものがある」
    「その500万を頭金にして融資を受ければ、1500万までの融資を受けることが可能だ」
    「そのための書類作りなら、俺も手伝う」


ミキ:「あんた、本気で言ってんの?」


半沢:「本当に店を出したいなら…夢があるなら…東田なんかに頼むべきじゃない!」
    「堂々と銀行で借りろ」
    「そのために世の中には銀行があるんだ」
    「君が本気なら俺も本気で相談に乗る」


 (ミキ)表情が真剣になり、半沢を見ている


半沢:「東田を利用したように、俺と銀行を利用してみろよ」


ミキ:「あんた人が変わったみたい」


 (半沢)妻の"花"からプレゼントされた新しいカバンを差し出して…


半沢:「カバンが新しくなったせいだ!」


 (ミキ)顔の表情が微笑むようにやわらかくなる…


ミキ:「なにそれ!」

   「あたしも、新しくやり直せるかな?」


半沢:「ああ!」


 (半沢)うなずく…


ミキ:「調子のいいこと言って、銀行には騙されないわよ」


半沢:「君には2回も殴られた」
    「そういう芯の強い女性は、経営者に向いてる」


 (半沢)気を改めるようにして…


半沢:「あなたならやれます」
    「私は銀行員としてそう思います」


 (ミキ)少しうるうるしながら?…


ミキ:「あんた、ホンマにアホやな」
   「うちに惚れたんちゃう?」


 (ミキ)泣きながらその場で一人で座り込む…


 (半沢)資料をミキの横にあるバックの下に挿むように置いて、
     その場を立ち去りかける…


ミキ:「わかった!あんたを利用させてもらうわ。」


 (ミキ)立ち上がって半沢にお辞儀をする…


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ここまで。


ミキは東田を裏切り、半沢はこれで、
証拠の書類や通帳を手に入れることに成功します。

自分はこのドラマで、このシーンが一番好きです。

なぜなら、他は、結構荒い手を使って、
不正の証拠を暴いていくんですが、
ここだけは、一度は同じような手を使ったものの、
2回目は相手にメリットを与えることによって、
証拠を手に入れます。

なんとなく展開としては、愛人のミキも、
悪女的なイメージのまま、夢を壊されるような結果を
想像していたのですが、意外な展開だったからです。

それと、半沢はミキに、今進もうとしている道は間違った道で、
夢など叶うわけがないという、破滅の未来を語り想像させます。

そのあと、本当に夢が叶う正しい道を実際に用意してあげます。

そして納得させて、最後の背中の一押しを、しっかりやっています。

これって、ビジネスのセールスにとても大切で、参考になるな〜、と感じました。

ドラマや映画の中には、一見ささいなことでも、
ビジネスに役立つ、ありとあらゆるヒントが隠されています。

ただ楽しく鑑賞するだけなら、それは時間の浪費ですが、
少しでも見方を変えて意識すれば、ビジネスと結びつけることができ、
想像力も養われます。

それが出来れば鑑賞時間も浪費から、
立派な "投資の時間" に変えることが出来ます。

また、ブログやメルマガなどのネタにも大いに使え、
そういった視点でいろいろな物事からエッセンスを吸収すれば、
必ずプラスになって帰ってきます。

浪費を限りなく投資に変える!

そう考えるだけで、無駄な時間なんてないんだな、と思えてきます。